ネットショップのサービス比較で、目立つのは「月額0円」と「決済手数料○%」という数字です。しかし、月額0円のプランが、売上が増えた後も一番安いとは限りません。

毎月の注文数と売上を置いて、固定費と変動費を合わせて考えてみましょう。このページでは日本向けの公開料金を使い、考え方と例を整理します。

月商と注文件数を入力して比較する →

費用を3つに分ける

ネットショップの費用は、大きく次のように分けられます。

  1. 月額基本料金。 売れない月でも支払う固定費。年払いの場合は、実際の支払い時点にも注意。
  2. 注文ごとの変動費。 決済手数料の割合と、1件ごとにかかる定額部分。
  3. その他の運用費。 有料アプリ、テーマ、集客、ドメイン、振込・送金、制作、配送など。

ここでは、まず1と2だけを試算します。3を含む実際の利益とは異なります。

3つのサービスの代表的なプラン

サービス/プラン月額の例標準的な決済手数料の例
BASE スタンダード0円3.6%+40円/件+サービス利用料3%
BASE グロース16,580円2.9%
STORES フリー0円5.5%〜
STORES スタンダード3,300円3.6%〜
Shopify Basic3,650円3.55%

月額が表示されている有料プランは、年払い時の月額換算額です。月払いでは金額が異なります。比較対象は国内向けオンラインの通常カード決済を想定しており、決済手段・加盟店条件によって料金は変わります。

特に、BASEは決済手数料のほかにサービス利用料があり、スタンダードでは1注文あたり40円もかかります。単純に「3.6%」だけで見比べると、想定より費用差が出ます。

月商30万円、月60件なら

平均注文金額5,000円、月60件、月商30万円と仮定すると、概算は次のようになります。

サービス/プラン月間の概算費用
BASE スタンダード22,200円
BASE グロース(年払い月換算)25,280円
STORES フリー16,500円
STORES スタンダード(年払い月換算)14,100円
Shopify Basic(年払い月換算)14,300円

この条件だと、基本料金がないプランでも必ずしも一番安いとは限りません。ここにアプリ料金、送料、振込関連費用、消費税の扱いの差などが加わる点には注意が必要です。

同じ月商30万円でも、1,000円の商品を300件販売する場合はBASEスタンダードの「40円/件」が多くなります。反対に、注文単価が高く件数が少ない場合は別の数字になります。

費用が近いなら、運用を比較する

費用差が小さいときには、日々の運用まで含めて判断したいところです。

  • 商品を登録・更新する頻度と作業時間。
  • 定期販売、会員向け販売、卸販売など将来の計画。
  • 実店舗で使うレジ・在庫・決済との関係。
  • スタッフに引き継ぎやすい仕組みかどうか。
  • 必要なアプリを足した場合の継続費用。

たとえば、商品の重複登録に毎月何時間もかかるのであれば、わずかな月額費用差よりも運用の仕組みを整える方が効果的かもしれません。

いまの月商で、もう一度比べる

本サイトの費用シミュレーターでは、月商、注文件数、年払い・月払いを切り替えて5プランの概算を比較できます。実際の契約金額の見積もりではなく、サービスを選ぶ前の検討材料として使ってください。

ほかにも、BASE・STORES・Shopifyの比較記事ではデザインや実店舗連携の違いを解説しています。

公式資料と前提

最終確認:2026年10月22日。各社料金は予告なく変更される場合があります。PAY ID経由の注文、特定の決済方法の割増料率、月次の振込手数料、アプリ料金などは計算に含めていません。